ザックス・カンセル・ロッド・レノ・シスネ・ツォン な話です。
カップルはありません。完全な管理人の趣味です。
ほのぼの、たまにギャグ⇒シリアス な感じで進みます。
無駄に長いです。R指定はないけど閲覧自己責任です。

そして、内容は絶対に期待しない事
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いつまでも、願う。

   1,偶然からはじまったもの。

 


今日の天気はとても良い快晴。上空には美しい青空が広がっている。
どこまでも続く青空は遠く、ずっと遠くまで続いていた。

神羅のソルジャー、クラスファースト・ザックスと神羅ソルジャー、クラスセカンド・カンセルは、
あたり岩だらけの荒野に立っていた。
何もないそこには誰もいない。異様なほど静かで、2人の足音だけが響く。
視界の奥には緑が茂っていた。恐らく、めざすであろう村はそのもっと先。

「お前がはやく行く、つーから来たのに……」

カンセルは溜息とともにザックスを横目で見た。
ザックスはその視線に気づき、ふいと目をそわそわしながら逸らす。

「だって…さぁ? この紙みてみ? うきうきするだろー?」

彼から発せされた「うきうき」という言葉にカンセルは再度溜息をつく。
大の大人である彼が発するべき言葉ではない。だがそういう言動『彼』であるという事をカンセルは知っていた。

カンセルは、ザックスがだした任務内容が書かれた紙をとり視線をその紙に持ってくる。
任務内容はいたって簡単。
凶暴なモンスターが小規模な村の近くの荒野でたびたび出現している。
それを討伐するのが今回の任務で。
出撃メンバーを見て、彼が期待するのは仕方ないと改めて思った。
指揮官ツォンを筆頭に、レノ、ロッド、シスネ。
どれもよく飲みに行く仲の良いタークス達だ。
それはカンセルも同じで、嫌々好きでもない同僚と行くよりははるかに良い。
だが、この男は子供のように「うきうき」「わくわく」している。
そんな彼が『はやく行く』と言ったから、はやく来たわけだったが。

「そりゃー、タークスは忙しいよな……」

あらゆる任務をこなすタークス。
今回、この任務の前日は非番だった2人とは違って忙しいのだ。
それは2人もよくわかっている。

「まぁ、来るでしょ。そういえばさー、カンセルー」

ザックスとカンセルは他愛もない雑談をはじめた。

 

 

 

数十分後、空を切る音が響いた。
音をたてヘリが上空から荒野へと降り立つ。
その影響で起こる風でばたばたと服が波打った。
同じように忙しく跳ねる前髪をおさえ、ヘリから降りてくる人たちを待った。

次々に降りてくる4人のタークス。タークス達をおろしたヘリは、
もう一人いたであろうタークスによって神羅本社へと戻って行った。

「よーっ、ザックス、カンセル」

威勢の良い声で言ってきたのはロッドだった。

「ロッド! ツォン、レノ、シスネ!」

目をきらきらと輝かせ、ザックスが名を呼ぶと、シスネは笑みを浮かべ片手をあげる。
レノはひらひらと手をふり、ツォンは軽く頷いた。
荒野でなんだが、軽く6人で話していた時、シスネが口を開く。

「この出撃メンバー……全員知り合いなんですが、どういう事ですか? ツォンさん?」
「さぁな……わからない。上からの命令だ」

ツォンは自分も驚いているといわんばかりに言って見せた。

「それより、この荒野から出たいぞ、と。村へ行くんだろ?」

レノは荒野を見回してから、村の方向を顎で示す。
そういえばそうだな、とザックスは笑み、頷いた。

 


荒野から少々離れたところにあった森林へ入り、
岩でごつごつとした道ではない道を数十分歩くと、茂っていた木々から出た。
そこは、小さいけれどちゃんとした村で。
水で動く水車が川にそって造られていて、手前の家の煙突からは煙が焚いている。
芝は生い茂り、湖の水も光が反射し美しい。適度に生えた草花もよりいっそう村を際立たせていた。

「きれいね……」

シスネが足を止め、感嘆の声を漏らす。
うんうんとロッドが頷く。

「宿へ向かう。行くぞ」

あまり感情を表情に表さないツォンも、心の中では感動していたはずだ。

 

 


宿に着くと、宿主は笑顔で迎えてくれた。

「近くのあのモンスター…とても困っていまして…。本当に恐縮です。お好きなだけゆっくりしてくださいね」

にっこりとしたその笑みは、相手を微笑まさせる、そんな笑みで。
かりた部屋は3部屋。その一室に6人は集まると、ツォンが持っていた書類の束を開く。

「今回の任務は、この村近辺に現れたモンスターの撃退、駆除。
詳しい情報がない状態でやる。決行は明日。……ふむ、まだ昼前か。
今回実践訓練も兼ねているから、5人は明日に影響がないくらいに訓練をしていくれ。以上」
「「了解」」

ツォンは椅子に座り5人に背を向けた。

「ああ、そうそう」

ツォンが思い出したようにくるりと、出ようとしていた5人を振り返る。

「指揮官の一人一室は普通だ」

何の事かと首を傾げれば、シスネのくすくすと笑う声。

「女性の一人一室は普通よ?」
「ちょっと待て! 3部屋しかないのにそれで2部屋!? ってことは4人で1部屋!?」

ザックスが、がん!と机を平手で叩き立ち上がった口からでたのはその一声。

「「当然(だ)(よ)」」

レノとカンセルは盛大に溜息をついた。

 

 

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やりたかったんです……!この6人の話!
人数が多いと誰かが空気と化す事が多いので、なるべく空気と化さない様に…!
けれどツォンさん後半あやしい!指揮官!存在感の管理は大丈夫か!

…というかたちで5話ほどだらだらと続きます故。

 

 

2009/09-10