ザクレノ+ロド・シス
これは単なる偶然だろうか。
これだけ偶然が重なれば、必然なのだろうか。
……わからない。
愛は態度に出る
反神羅。それは、各地に存在して、あの神羅ですら完全に途絶えさせる事はできていない。
つい先日、反神羅の殲滅に向かった。あなどっていたのだろうか。
一般兵数名にソルジャー3rdだけ。
数としては5分5分だったのだが、その戦力はあまりにも低くて。
全滅という事態になってしまった。
上層部は、この見解を『力不足』とみなし、各部に戦力の向上計画を開始した。
「───……というわけで、だ。今回はロッド、シスネ、レノ。この3人が行く事になった。
相手はソルジャー1stとソルジャー2nd。相手としては十分だろう。以上だ」
ここ、タークスの中でも戦力向上の計画はすすめられた。
それは、単純である。
ソルジャー相手に戦い、学ぶ事。
タークスといえど、接近戦で1stや2ndが相手となれば勝てる確率は低い。
聞くより慣れろ、それを実践しようというわけだ。
「あー、ソルジャーって誰だろうな?」
ロッドが頬づえをつきながら、めんどくさそうに言った。
「というか、1stって言ったら4人しかいないでしょう? 来るとすれば……」
「は、そりゃないだろ、と」
シスネの言葉をさえぎるようにレノが言う。
もちろん、来るとすれば「奴」である。
タークスフロアに何故か入り浸り、それがいつの間にか当り前になった特殊なソルジャー。
「え、なんで?」
「あー、任務あるとか言ってたぞ、と」
「ふーん。まぁ、行ってみるかぁ……」
ロッドが、はぁ、と盛大な溜息をつき立ち上がる。
3人は指定された階へとエレベーターで移動した。
戦力向上の計画が実施されたのが影響されたのだろう。
訓練場が何階か解放されていて、今回はそのとある階の一室を使うことになっていた。
正直めんどくさい。そうレノは思っている。
なんでソルジャー相手と一日中一緒にいなきゃいけないんだ。
だいたい、タークスを甘く見すぎだろう?
接近戦ができなくてもそれなりに対処できる。
はぁ、ロッドを同じくらいおおきく溜息をつくが、どこかで期待していた。
あいつ、いるのかなぁ。
それを否定したのは自分だ。それに、そう彼は昨日言っていたし。
何より、それを聞いたのは自分である。
それでも尚期待してしまうのは何故であろうか。
はまってんなぁ、そうレノは自嘲気味に笑った。
しかし、期待は偶然となりかわるのである。
予定された一室に入り、もう一枚の扉の前にたつと、中から聞こえてくる刃が交わる音。
魔法を放っているのだろうか。けずれるような音が耳に響く。
どうやら中でソルジャーが戦っているようだ。
邪魔するのもどうかと一瞬思ったが、関係ない、とドアノブに手をかける。
「失礼しますよーっと。……ん!?」
3人が入れば、ヘルメットを被った2ndであろう人物と、
見慣れた黒髪の。
「んー? って、あれ!?」
黒髪、ザックスはこちらを見ると驚いたように目を丸くする。
「レノー!?」
「お、おまえ……!」
ここまで来ると、必然と思うのは致し方ない事だろう。

ちまちま続く。