学パロです。 ◆レノ⇒ザックス




「レノーっ」

放課後、大胆にドアを開けて飛び込んで来た彼、ザックス。
笑顔でレノの席に駆け寄ってくる。

「なぁなぁ! 近くに新しく店できたんだって! これからいかねぇ?」
「ふーん。別にいいぞ、と」

満面、とは言わないが、薄く笑みを浮かべ言ったレノの言葉に、
っしゃー、とガッツポーズをする。

ザックスは、レノの事が好きだ。大好きで、大事な『親友』である。

「はやく行こう!」
「はいはい、と」

ザックスに腕をひっぱられて、レノは立ち上がった。
廊下を歩きながら、ザックスはこれほどのものはない、という位に
笑顔を浮かべ、他愛もない話をレノにする。
レノは相槌を打ちながら、笑みを浮かべた。

レノは、ザックスにとって大事な親友。
ザックスはレノにとって、大事な『親友』であるのか。
聞かれれば迷いなくYESだろう。

けど、レノがザックスに抱く想いは、もっと違った想いである。

「ザックス」
「ん?」

レノは何かを企むような笑みを浮かべた。
何だ、とザックスは首をかしげる。

「俺様の事、好きか、と」

突然のそんなレノの問いにさえ、ザックスは迷わない。

「うん!」

そんな真っ直ぐな彼が、愛しくて、眩しい。

「俺様も、好きだぞ、と」

これで、通じただろうか。
本当の、自分の想いをわかってくれただろうか。

──否。
どれだけ言葉を紡ごうと、鈍感な彼はわかってはくれない。
だからこそ、普通は言えない言葉を言う事が出来る。

言う事が出来るから。
いつまでも、諦める事なく彼に捕らわれている。



──それも悪くない。






レノザです。レノザ萌えー。
ザッ君を別な意味で好きだというレノの言葉に
まったく気付かない鈍感なザッ君。
たまにはレノザもいいよね。