「黒×赤 赤×黒」の続きです。
ふと赤毛のレノに視線を移してみる。 「な、レノ」 一回くらい無視されてめげるザックス・フェアではない。 「前にもあったことあるよな?」 くそっ、ちょっとくらい反応してくれてもいいんじゃないか? 「えっと、神羅兵器暴走の時! だよな?」 俺、もしかして嫌われてる? 「えーっとレノ……さん? 俺、嫌われてる?」 ぴくぴくと肩を揺らし、耐えきれなかった笑みをあらわすレノ。 「な、なんだよ」 なおも笑い続けるレノの考えていることがよくわからないザックス。 「そうだよ、神羅兵器が暴走した時だぞ、と」 不思議と笑みが浮かぶ。なんか、楽しい。 「なぁ、レノ」 さっきとは違って右手ではなく左手をだして。 「ソルジャー1stザックス・フェア! 英雄になる男だっ!」 二人は笑いあう。友達同士で。そう、友達同士。今は、大事な、友達。 「さって、仕切り直し! 酒もっと頼もうぜ!」 ロッドの声にツォンが返す。ロッドは悲鳴に近い声をあげた。 そして6人で乾杯。新たな仲間を祝って。 2009/06 …短いです。
拍手、乾杯。
俺、ツォン、ロッド、シスネ、ルード、レノ。
6人で飲み屋に行き、酒を頼む。俺の奢りになってしまったがまぁ、いい。
要は楽しめればいいんだから。
談笑、雑談。こういうひと時が一番楽しくていい。
それに、新しく別のタークスとも話せた。
だるそうに酒のはいったグラスを揺らしているだけ。
さっきは玉砕したが、今度こそ。
「……」
「……」
「……」
「っ……くくく……」
「お前変なヤツだな、と……くくく…」
「んだよ、聞いてたなら反応しろよな!」
「悪かったな、と」
「なんだ?」
「握手、してくれるだろ?」
レノはそれに少々驚きつつも、仕方ねぇと手を握り返す。
「は、なんだよそれ。…ま、夢はでかいほうがいいか、と」
「ちょ! 俺明日一応仕事なんだけど!」
「いいだろう。明日は休みにしてやる。のちに10倍にしておいてやるからな」